メンバーによる全曲解説です。
■高島平
<曲についての思い出>
【鈴木】
これは結構前からできていた曲なんですが、もう全部が全部、完全に実体験。 高島平、たまに帰るとほんと元気がなくなってしまっていて。 完全なる私小説的な歌だし、タイトルも「高島平」で、正直ちょっとわかりにくいかもしれないという恐れは感じたものの、どうしても書かずにはいられなかったテーマでした。でも、育った街を遠く離れて感じるそういう寂寞というか、郷愁みたいなものは、東京だろうが、どこだろうが、一定の共感はあるかなぁと。
【宮崎】
幼稚園児くらいまで住んでた町に、中学生くらいの時に再訪。なんとも言えない寂しさを感じた事があるんですが、この曲を聴いた時にそれを思い出したなぁ。
【山貫】
毎回演奏するたびに、「ええ曲や・・」とつぶやいてしまう。
行ったことないけど。高島平。
【岡田】
高島平は、既にバンドメンバーの聖地と化しています。リハを始める前には、高島平の方向に全員で礼拝を行います。
<ここが聴きどころ!>
【鈴木】
岡田さんと山ちゃんのコーラスがいいですよ。 あと宮崎くんはホント歌もので素晴らしいベースを弾く人だと思います。 もう一度正式なレコーディングができたら、もっとギターを轟音にしたいですね。今の僕の技術ではoasisとかみたいな壁のようなギターサウンドが作れなくて。そこは悔しいところです。
【宮崎】
「電話ボックス。カードがもうなくて・・・」って若い人って分かるんかな?
1975年前後に生まれた同世代の方々には、リアルな描写がそこかしこに。
我々世代って、新しい事が本当に新しいと思えた最後の世代なんかもね。
【山貫】
人生を重ねてきた面々ならではの、ダイナミクス溢れる演奏。
【岡田】
サビでは、夕方に遠くで鳴り響く小学校のチャイムをイメージしたバッキングを入れてみましたが、いかがでしょう。私はノスタルジックかつセンチメンタルで、涙が止まりません。
<聴いていただきたいシチュエーション>
【鈴木】
会社帰りの電車?
【宮崎】
盆、正月前
【山貫】
忙しい中で、少しぼーっとする時間ができたとき。
【岡田】
異性の旧友のことをふと思い出したときですかね。私は男子校出身なので、ふと思い出すこともないですが…。
<おすすめコメント>
【鈴木】
機会があったらぜひ東京は都営三田線「高島平駅」に降り立ってみてください。
【宮崎】
ずっと同じ所に住んでて、大して変化無いと感じてても、
その時その時の瞬間ってその時にしか味わえないんですね。
そう思うと近所を散歩する時の風景もなんか違って見えてきたりしませんか?
僕はしません。
【山貫】
幼少のころ私も団地住まいだったので、あのコンクリートに囲まれた原風景がよみがえります。
力強いロックのバラードで、あんまり細かいことをせず正解だったかと。
【岡田】
板橋区高島平の公式ソング(非公認)です!
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